私は大学教育における第二外国語廃止について否定側で立論を行う。論点は3つある。「未知の文化の一端に触れる機会」「友達を作る機会として機能している」「様々な言語に触れることで言語についての理解が深まる」である。
一つ目の「未知の文化に触れる機会」についてだが、第二言語は英語と日本語以外の言語となることが多く、また学部によるもののオーラル・コミュニケーションに重点を置かれることが多いので言語のみならず文化に触れることも出来る。例えば高校までの課程では自発的には触れる機会があるものの、基本的に英語圏と日本くらいのものだろう。しかし、大学に入り必修という形で強制的に言語あるいは文化に触れさせられるというのは貴重な機会である。さらに、この経験を経て留学や研究、卒論などといった学問的な興味に繋がる可能性も大いにありうる。
二つ目の「友達を作る機会としての場」についてだが、大学という見ず知らずの人が多い環境に放り込まれて一番最初に人と話す機会というのはおそらく語学の教室だろう。同じ学校出身だったりする人と話すこともあるかもしれないが、新しい環境の中で新しい友人を作っていく場としては有効であると考える。また、部活やサークルに所属するとそのグループ内としかコミュニケーションを取らないこともあるだろうが、語学で出会った知り合いというのは必ずしもサークルが同じではないこともあって情報を交換出来ることもあるし、逆にサークルを一緒に見に行ったりする仲間だったりもする。とにかく、友だちとして早い段階で出会う人が同じ教室の人ということは大きい。
三つ目の「様々な言語に触れることで語学についての理解が深まる」についてだが、言語というのはある程度どういったものにも共通したルールや体系がある。例えば欧州方面でよく使われる言語のほとんどはSVOという形式で文章が構成されているし、日本語はSOVだとかそういった分類がある。こういったことやさらにもう少し深い知識に関しても共通部分は多い。日英のみならず、さらにもう一種類、言語を学ぶことで将来別な言語を学ぶときに共通部分があるということを経験的に把握しているだけで大きな助けになると考えられる。
以上の三つの論点から第二言語廃止に対して否定の立場を取る。
こんなところでしょうか。反論までやりたいところはあるけど、いつまで経ってもこの論題が終わらないような気がする。立論段階での反論くらいでやめておこう。あとは自分で印刷するなりしてやっておきます。